2015年7月21日 13:33
ISC 2015 - Intelが語った次世代Xeon Phi「Knights Landing」 (1) 3種類の製品形態での提供が計画されている次世代Xeon Phi
フランクフルトで開催されたISC 15のワークショップにおいてIntelの次世代Xeon Phiである「Knights Landing」のチーフアーキテクトのAvinash Sodani氏が、Knights Landingのアーキテクチャについて発表を行った。なお、Knights Landingの発売は2016年の予定である。
「Knights Corner(KNC)」はCPUから駆動されるコプロセサであったが、「Knights Landing(KNL)」は、Xeon CPUと命令互換となり、OSをブートして実行を開始できるCPUとなっている。そして、コアが更新され、性能が大幅に向上している。また、3D積層メモリをCPUと同じパッケージに搭載し、メモリバンド幅を大幅に改善している。さらに、KNLノード間を接続するOmni-Pathファブリックのインタフェースを内蔵している。
そして、KNLでは3種の形態の製品が作られるという。1つは、PCIe経由でCPUに接続するアクセラレータであり、これはKNCと同じ形態である。
その他の2つの製品はSelf-Bootと呼ばれるもので、これらはOSを走らせるXeon CPUを必要とせず、KNLのコアでOSをブートして実行を開始することができる形態である。