2015年7月23日 16:23
ボーイング、777Xの約21%を三菱重工・川崎重工等の日本企業が製造で契約
ボーイングと日本の機体主要パートナーは7月23日、ボーイングの新型旅客機777Xの開発・製造に関する正式契約に調印した。
今回の契約は、2014年にボーイングと日本の航空機メーカー(JAI)および日本航空機開発協会(JADC)が発表した、主要構造部位の約21%を日本の航空機メーカーが製造分担するという合意覚書(MOA)の契約諸条件を盛り込んで契約文書にまとめたもの。分担部位としては、胴体、中央翼、圧力隔壁、主脚格納部結合、客室扉、貨物室扉、主脚扉、翼胴フェアリング等が含まれている。
JAIとは、三菱重工業(MHI)、川崎重工業(KHI)、富士重工業(FHI)、新明和工業(SMIC) および日本飛行機(NIPPI)の総称で、JADCは民間航空機の開発を推進し、日本の航空機メーカーの競争力を高める目的で設立された一般財団法人となっている。
ボーイング民間航空機部門でサプライヤー・マネージメント担当バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーを務めるケント・フィッシャー氏は、「日本のパートナーは常に最高水準のパフォーマンスを見せてくれており、現行の777の大いなる成功にも大変貢献してくれています。