2015年8月4日 19:13
慶大、高齢者を対象とした調査により健康寿命を延ばす2つの要因を解明
また、高齢者になるにしたがって上昇する炎症マーカーも、百寿者の直径子孫では低く抑えられていた。さらに、長寿者の中でも特に炎症が低いグループは、認知機能と生活の自立をより長い期間保持していることも判明した。
マウスを用いた研究では、炎症が老化を促進する要因であることが確認されており、同研究グループは、今回の研究成果は炎症が健康寿命を規定する要因であり、ヒトの老化過程にも関連していることを証明するものになったとしている。
現在利用されている抗炎症薬は、さまざまな副作用により慢性炎症を長期的に抑制する目的では使用することができないため、同研究成果を元により安全な代替薬が開発されれば、高齢者の生活の質を大きく改善できる可能性がある。また、なぜ老化に伴って炎症が起こるのか、免疫能や腸内環境、食事などとの関連を解析することで、新しい健康増進法の開発に繋がることが期待される。
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