くらし情報『2015年上半期世界半導体売上高ランキング - IntelとSamsungの差が縮まる』

2015年8月10日 12:21

2015年上半期世界半導体売上高ランキング - IntelとSamsungの差が縮まる

16位にソニー(昨年は17位)、20位にシャープが滑り込んだ。ルネサスは、発足当時は世界3位の巨大企業誕生と騒がれたが、毎年ランクを落とし、トップ10からも脱落し低下を続けており、トップ10に残る日本企業は東芝のみとなっている。

ソニーは裏面照射CMOSイメージセンサ、シャープはそのカメラモジュールといずれもApple向けの大量受注による寄与が大きかったようだ。シャープの主力工場である福山工場は一部閉鎖・売却の方向で本社は検討しているようだが、今年上半期の売り上げは昨年通期の6割を超えて、その伸びが注目されている。

欧州企業は、2015年第2四半期に限れば、独Infineon Technologiesの売り上げが仏伊STMicroelectronicsの売り上げをわずかとはいえ超えた。Infineonは念願の欧州最大の半導体メーカーに躍り出たという点で今後が注目される。

半導体業界にM&Aの津波が押し寄せ(既報記事参照)、12位Avago Technologiesが格上の9位Broadcomを買収し、14位NXPが18位Freescaleを買収することが決まっている。図2はこれらを考慮した仮想ランキング表である。

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