2015年上半期世界半導体売上高ランキング - IntelとSamsungの差が縮まる
2014年(通年)には、 Intelの売上高はSamsungの1.36倍あったが、2015年上半期には1.2倍に縮まった。直近の第2四半期には16%増まで縮まっている。しかし、Samsungの売り上げの中心であるDRAMの価格が下がり気味のため、Intelとの差をさらに縮めるのは難しそうだとIC Insightsは見ている。
Samsungと対象的に、第2四半期の対第1四半期成長率がマイナス13%と最悪なのが、Qualcommだ。同業の台湾MediaTekや中国新興企業の猛攻で業績不振に陥っている。今年大幅なリストラを行うのは必至だろう。2015年通年では売り上げが前年比マイナス20%に達しそうだとIC Insightsは見ている。
今回のランキングではトップ20からNVIDIAとAMDが消え、代わりにシャープ(昨年23位)とUMC(昨年21位)が入った。
AMDの売り上げは大幅に下落しており、直近の2015年第2四半期の売り上げは10億ドルに足らず、このようなことは過去12年間ではじめてである。非PCビジネスへの転換がうまくいっていないようだ。
日本企業は、8位に東芝、15位にルネサス エレクトロニクス(昨年の11位から後退)