くらし情報『日本を狙う標的型攻撃ブルーターマイト、感染拡大で「対策の見直しを」』

2015年8月21日 12:20

日本を狙う標的型攻撃ブルーターマイト、感染拡大で「対策の見直しを」

日本を狙う標的型攻撃ブルーターマイト、感染拡大で「対策の見直しを」
カスペルスキーは20日、日本を狙った標的型攻撃「Blue Termite(ブルーターマイト)」の攻撃が拡大しているとして、改めて注意を喚起した。

ブルーターマイトとは、国内組織に標的を絞ったAPT(Advanced Persistent Threat)攻撃を指す。APT攻撃は、特定の標的に対して持続的に潜伏・攻撃し、スパイ行為や妨害活動をする攻撃の総称。

カスペルスキーの調査分析チームGReATによると、2015年7月頃からブルーターマイトが活発化しており、従来から感染手法やマルウェアが変化しているほか、感染被害も拡大しているという。

従来、ブルーターマイトの主な感染手法は標的型攻撃メールだったが、2015年7月に改竄サイトにマルウェアを設置したドライブバイダウンロードや水飲み場型攻撃が取り入れられていることを確認した。

感染組織も拡大しており、攻撃者の指令サーバーと、感染したとみられる端末との通信数の推移によると、2015年6月時点では固有IPアドレス数が300、1日当たり最大通信数は約140だったのに対し、2015年7月では固有IPアドレス数が3倍以上の1,000、通信数は約280となっている。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.