2015年8月25日 06:00
SIMフリーモバイルルータ「Aterm MR04LN」のデュアルSIMスロットを徹底活用する4つの方法
○その4・エリアごとにキャリアを使い分ける
それぞれ基地局を設置している以上、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア、そしてその3キャリアから回線網を借りて通信事業を行なっているMVNO事業者は、得意なエリア、不得意なエリアが異なります。実際、筆者の実体験としては、栃木県・日光市にある日光霧降高原の大笹牧場でドコモはLTEの電波をつかむのに、auのVoLTE端末は電波をつかめなかったことがあります(2015年7月15日時点)。
というわけで、たとえばスロット1にはドコモ系のSIMカード、スロット2にはau系のSIMカードを入れておけば、郊外などに出かけたときに電波状況が良好なSIMカードを選べることになります。データ容量が5~7GBのSIMカードをひとつ契約するよりも、1~3GBのSIMカードをドコモ系、au系に振り分けてふたつ契約したほうが、訪れた観光地や泊まった宿で通信できない……などといったリスクを減らせます。
○まとめ - 意外とない「3キャリア対応」のデュアルSIMルータ
今回、MR04LNを約1ヵ月使用しましたが、名刺ケースよりほんの少し大きいだけのコンパクトなサイズと、実使用で8時間を超える連続動作時間は非常にバランスよく感じました。