2015年8月26日 10:00
ソニーモバイルとZMPが狙う"ビジネス"のドローン市場
とコメントしている。
また、単純に無人航空機を販売するのではなく、無人航空機を使ったソリューションを開発していくところもポイントだ。たとえば、専用のソフトでフライトプランを組み立て、自動で写真を撮影し、地形などのデータを収集する。これにより、2D/3Dの地図データを作成したり、地形のモデリングなどが可能となる。
具体的な利用例としては、採石場の砂利山の体積を計測したり、建築現場にある資材をチェックして工程を確認するといった利用方法が挙げられる。
無人航空機自体をコンシューマー向けに販売するのではなく、ソリューションとして組み合わせたBtoB向けのビジネスとして展開する。事業化は2016年前半を目標としており、事業規模について谷口氏は「2020年頃には100億円」と語っていた。
今回の発表会では、実機として4つのプロペラを搭載したマルチコプターモデルの無人航空機「AS-MC01-P」を紹介。
本体は球状になっており、上部にはGPS用のアンテナを装備する。本体下部には、ソニー製のレンズスタイルカメラ「DSC-QX30」を搭載しており、飛行中の自動撮影に利用する。撮影データの転送はTransferJetを使って、ワイヤレス送信に対応している。