2015年9月7日 13:21
リコー、IFA2015で「RICOH THETA S」を発表 - さらに高画質になった全天球カメラ
リコーは、ドイツ・ベルリンで開催された家電関連展示会「IFA 2015」において、全天球画像がワンショットで撮影できる「RICOH THETA」の上位モデル「RICOH THETA S」を発表した。高画素化やスマートフォンを使ったライブビュー撮影に対応し、国内を含むグローバルで10月下旬に発売する。価格は349ドルで、日本では43,000円前後の見込み。既存の「RICOH THETA m15」も併売される。
○RICOH THETAに高機能モデルが登場
RICOH THETAは、2つのレンズと撮像素子を備え、一度のシャッターで2枚の画像を撮影、それを合成することで上下左右360度の全天球画像を生成できるカメラだ。ちょうどGoogleマップのストリートビューを思い浮かべるとわかりやすい。2013年の登場以来、一定の人気を得ており、他社製の全天球カメラも複数登場してきた。
上位モデルとなるRICOH THETA Sでは、より高画素になるなど高機能化を図り、ビジネス現場での利用も想定して開発されたという。
リコー 新規事業開発センター所長の大谷渉氏は、ユーザーからのフィードバックにもとづいて新開発したとしており、軽量でコンパクトという特徴は維持しながら、撮像素子は1/2.3型1,200万画素CMOSセンサーと大型化し、出力画素数も1,400万画素と高画素化した。