2014年2月23日 11:00
伊賀牛が必須! 庶民的だけどぜいたくな三重県「牛汁」はコスパも高かった!!
牛汁は醤油ベースに根菜類、タマネギやワカメなどの具材はスタンダードと言える。
「うちの牛汁には、ゆず皮が入っています。この香りがポイントですね」とオーナー森脇秀典さんは自信満々。なるほどゆずの香りが牛の持つ重厚さを和らげてくれている。そして、肝心の伊賀牛はその日の切り落としの部位を使っているが、そもそも肉質がいいから味は文句なし!リーズナブルだが超ぜいたくな味わいが楽しめるぞ。
●infomation
洋食モリワキ
三重県名張市中町鳥居前
○「まかない飯」だからこそ、肉は切れ端に
次に向かったのは、観光地「赤目四十八滝」の入り口にある「上田屋」だ。「牛汁ください!」とオーダーして出てきたのは具だくさんな汁物。ニンジン、チンゲンサイ、こまつな、ぶなしめじ、白ネギ。
そして山芋のとろろが個性的だ。そこに伊賀牛の細切れがドンと入っているのだ。
「肉はその日ごとに、ロースや脂身とかいろいろな部位が入っているよ」と言うのはオーナーの上田勝さん。上田さんによれば、牛汁はもともと名張の飲食店でよく出ていた「まかない飯」だったという。「だから、肉は切れ端が正解。部位も決まったものはないんだよ」。なるほどそう聞けば合点がいく。