2015年9月10日 21:23
iPhone 6sの「3D Touch」はUIのターニングポイントに - 私はこう見るApple発表会
ホーム画面にあるアイコンを強く押すとサブメニューがポップアップ、「メール」ならばメールの新規作成やメールボックスの表示、「マップ」ならば現在地の登録や送信を指示できる。ディスプレイが小さいApple Watchは画面遷移を伴う処理となるため、"操作ステップ"を踏む印象が強いが、コンセプト映像を見るかぎりはメニューが現れるまでのつながりがスムーズに感じられる。
実際に試してみなければスムーズさの確信は持てないが(スムーズさが欠ければ諸々台無しになる操作体系だ)、iPhone/iOSのUIにおけるターニングポイントとして記憶される変化であることは確かだろう。
Craig Federighi氏のハンズオン・デモでは、メールをプレビューする様子を見せていたが、これはOS Xの「Quick Look」-- ファイルを選択した状態でスペースキーを押すと対応アプリを起動せず内容を画面に映す機能 -- に近い。ポップアップ表示に近い処理であり画面遷移を伴わないため、作業後に1つ前の画面に戻るような"行って戻って"的な操作にならない。画面遷移の回数が減ればそのぶん消費電力も減るはずで、そのぶんがTAPTICエンジン(画面に振動を伝える部品)