2015年9月18日 13:03
IBM、ブラジルにデータセンター開設-SoftLayerによる高速ネットワーク提供
新データセンターは、サンパウロのオルトランジアとメキシコのケレタロにあるラテン・アメリカの2つのIBMクラウド・データセンターに加わり、グローバル規模で拡大するデータセンター・ネットワークの一部として、障害発生時の事業継続性の確保に必要なパフォーマンス・ソリューションや災害復旧ソリューションをユーザーに提供する。
また、新データセンターは同社が買収したBlue Boxのソリューションなど、OpenStackベースのソリューションをホストすることもできる。これにより、あらゆるOpenStack環境の範囲拡大が促進されるため、顧客はAIX on Power Systemsなどの強力なアーキテクチャーをサポートするインフラストラクチャー・サービスやマネージド・サービスへの接続を可能とする。その結果、オープン・スタンダードやハイブリッド・クラウド展開における顧客の柔軟性が高まり、選択肢が広がるという。
現在、SoftLayerのデータセンターの全能力は同社が大規模なグローバル・データセンターの拡大に向けて2014年に12億ドルの投資を行って以来、2倍以上に拡大。すべての主要大陸に存在するクラウド・データセンターのグローバル統合ネットワークにより、企業はリスクを最小限に抑えつつ、必要に応じて自社のITリソースの拡大縮小や増強を行うことが可能。