くらし情報『ウェザーニューズの超小型衛星「WNISAT-1R」が完成 - 2機目の「マイ衛星」でリベンジなるか』

2015年9月18日 14:30

ウェザーニューズの超小型衛星「WNISAT-1R」が完成 - 2機目の「マイ衛星」でリベンジなるか

ほどよし1号は2014年11月に打ち上げられ、現在も順調に運用中。衛星バスが共通のWNISAT-1Rにとって、これは心強いことだと言える。なお、ほどよし1号は高分解能の望遠鏡を搭載したリモートセンシング衛星となっており、撮影された画像の一部はコチラで見ることができる。

○前回の不具合への対策は?

初号機のプロジェクトには、約2億円の予算が投じられた。しかし、発生した不具合により、わずか数カ月でミッションの遂行が不可能になってしまった。利益を上げることが求められる民間企業としては、中止するという判断も有り得るところだが、山本氏は「1回失敗して止めるくらいなら最初からやっていない」と言い切る。

宇宙開発にリスクは付きものだ。打ち上げに失敗することもあるし、国の大型衛星でも故障することがある。
電子部品の小型軽量化・高性能化もあり、超小型衛星はようやく実用レベルになりつつあるが、まだ歴史は浅い。今後、さらに知見を積み重ねることで信頼性はより向上するだろうが、今はその途上。山本氏も「初号機も2号機も実験機的な位置付け。うまく行かなかったら再挑戦すればいい」と思っていたという。

とは言え、初号機と同じ失敗を繰り返すわけにはいかない。

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