結成21周年のNON STYLE「こんなに続くとは思ってなかった」 コンビ継続の秘訣と転機とは?
探している最中です」と打ち明ける。「新しい笑いが生まれる時代に突入した」と思いつつも、葛藤も抱えているという。
「コロナ禍になるまでは、この先もライブにお客さんが来てくれるだろうと思っていましたが、それが全部崩れてしまったような気がしています。テレビ収録でも頑張って、現場で結果を残していれば、ある程度は付いてきてくれる人がいると思っていました。お笑いが好き、人としゃべるのが好きというのは変わりませんが、テレビ収録もお客さんの観覧ができなくなったり、無観客ライブや、一定数しかお客さんを入れられないライブだと、お笑いの正誤判定がしにくいというのも悩みどころです。YouTubeもやっていますが、再生数やコメントを見るだけではわからないことがある。やっぱりお笑いって、目の前のお客さんが笑ってくれるかどうかで、やっていることが正解か不正解かがわかるもの。自分がやっているお笑いが正しいのか、わからなくなるときがあります」
石田は「僕はもう、生のリアクションを信じるだけです」と力を込める。
「8月まで古田新太さんたちと一緒に舞台をやっていたんですが(『ミュージカル「衛生」~リズム&バキューム~』)、やっぱりお客さんはエンタメを求めているんだなと実感しました。