2015年9月25日 17:36
ソニー「ウォークマン NW-ZX100」を試し聴き - 高音質設計をさらに追求しつつ、軽量化と長時間駆動を実現
オーディオ回路のレイアウトはZX2とほぼ変わりなく、クロックが44.1kHz系と48kHz系のデュアル構成ということもZX2譲りだ。フィルムコンデンサと低抵抗ケーブル、圧膜銅箔プリント基板もZX2と同等とのことで、基本設計はZX2を踏襲していると考えていいだろう。
ただし、低音域の量感向上に貢献しているOS-CONはZX1と同じ4基(まったく同じではなく容量アップしているとのこと)、7基搭載のZX2より少なくなっている。イヤホンジャックにつながるOFCケーブルは、ノイズキャンセル機構がないZX1/ZX2は3本だが、ZX100では5本に増えている。
○ZX1/ZX2/ZX100のスペック比較
※1:デジタルノイズキャンセリング機能オフ時
●ポータブルオーディオプレイヤーの現実解
○ポータブルオーディオプレイヤーの現実解
高剛性ボディと徹底したグランドの確保による低インピーダンス設計、そして厳選されたパーツというハイレゾ・ウォークマンの流儀を踏襲するZX100は、"進化"というより"深化"している。それは、ZX1/ZX2の基本設計を継承していることもあるが、精緻さとスピード感という2つの要素をより研ぎ澄ます方向での音作りが一貫しているからだろう。