2015年10月2日 11:00
ツールを活用した“イマドキ”チーム開発の極意 (1) チーム開発における課題とツール利用時に気をつけることとは?
OSSを組み合わせた場合と異なり、同一ベンダーによる包括的なツールでは、データの多重管理がなくなることに加えて、ツールごとに大きくUIが変わらないというメリットもあります。
イマドキのチーム開発では、デベロッパーだけではなく、ビジネスサイドやオペレーションサイドのメンバーとも協調・連携して作業をする必要があります。その際、ツールごとにUIが大きく変わらないという特徴は、ツールを使うハードルを大幅に下げ、それぞれの役割のメンバーが自分の役割に専念でき、ソフトウェアのビジネス価値を最大限に高めることだけに集中できる効果があります。
実際、前節であげた例では、OSSツールの組み合わせから同一ベンダーによる包括的なツールに変えた際、ベロシティ(=決められた期間の中であるチームが届けることができた要求の量)が37%も向上しました。まだこういったチーム開発を支援するツールを体験されていない方には、是非とも一度体験してみることをオススメします。
次回からは、マイクロソフトのチーム開発基盤「Team Foundation Server / Visual Studio Online」活用を例に、チーム開発についてご紹介していきます。