2015年10月6日 16:32
将来のNo.1企業は最も"モバイルなカンパニー" - Apple CEO ティム・クックがBoxイベントで語ったコト
(Cook氏)
IBMとの提携は、エンタープライズが求めるアプリなど、市場固有のニーズを満たすためだという。CiscoやBoxも同じだ、とCook氏は続ける。
「Appleは素晴らしいプラットフォームを構築できるし、素晴らしい製品を構築できる。だが、財務サービス、ヘルスケアの細かいところ、といった業界固有の知識はないし、得意ではない。ここではIBM、Cisco、Boxなどとの協業を通じて、顧客に完全なソリューションを提供する。自社一社でやるような見解は持っていない。多くの場合で、Boxは私たちよりも早く、ニーズをキャッチするだろうし、IBMもやCiscoも同じだ」(Cook氏)
●モバイルとクラウドの相性、そこから生まれる"最高のカンパニー"
Appleは継続して、自分たちが得意な分野にフォーカスし、それ以外は他と協業する、これがエンタープライズへのアプローチのようだ。
Appleが得意とするところは、プラットフォームとハードウェアだろう。
iOSについては(Androidのように)「分断されたシステムではない」とCook氏、最新のiOSの比率はすでに50%に達していると胸を張る。
Levie氏がさらに突っ込んでAndroidとエンタープライズでの競合を問うと、「最高の製品を選ぶだろう?」