くらし情報『Apple、セキュリティ上の懸念を理由に広告ブロックアプリの一部を削除』

2015年10月13日 11:39

Apple、セキュリティ上の懸念を理由に広告ブロックアプリの一部を削除

Apple、セキュリティ上の懸念を理由に広告ブロックアプリの一部を削除
米Appleは「セキュリティ上の懸念がある」として、同社の提供するApp Storeから一部アプリを削除したことを認めた。これらアプリはコンテンツブロッカー(広告ブロッカー)と呼ばれるもので、iOS 9で導入された新機能と組み合わせることでSafariで表示されるWebページから広告など一部コンテンツを除去することができる。今回報告されたのは、このブロッカーの一部にルート証明書を導入するものが含まれており、ユーザーの暗号化通信に危険を及ぼす可能性があるという。

同件はReutersやTechCrunchなどが報じている。今回削除されたアプリの1つは「Been Choice」だと報告されている(現在はページ削除済み)。iOS 9で導入されたSafariの新機能である「コンテンツブロッカー」では、Safariの持つ拡張機能を利用して広告や一部コンテンツ(動画など)、読み込みに時間のかかるウィジェット、ユーザーの動向を追跡する仕組みなど、Webページの要素を適時無効化することでページ表示を高速化させたり、ユーザーのセキュリティ対策を高める役目を持っている。

コンテンツブロッカーの有効化にあたっては、App Storeから同機能を提供するアプリをインストールする必要があるが、通常はSafariの拡張機能を使う関係で同Webブラウザで表示されるページにしか効果を発揮できない。

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