2015年10月14日 18:09
米オートデスクが語った「創造の未来」- Autodesk University Japan 2015
これは、コンピューターに設計仕様を入力すると、コンピューターがその条件を満たした設計案を作成するというもの。この手法のメリットは、人間では考えつかないような斬新かつ機能的なデザインが生まれる可能性があることだ。製造が難しいデザインが提案される場合もあるが、3Dプリンタを利用すれば複雑なデザインにも対応できる。ただし、コンピューターには美的感覚が無いため、複数のデザイン案の中から環境や目的に応じた適切なデザイン案を選択するのは人間の役割だという。
○「Fusion 360」が日本語に対応
ブラッドショー氏はオーデスクの製品についてもいくつかの発表を行った。
まず、クラウドベースの3D CAD/CAM/CAE ツール 「Autodesk Fusion 360」が日本語に対応した。オートデスクの発表によれば、線形静解析と固有値解析が新たに実装されたほか、PC上の作業スペースを他のユーザーのディスプレイに表示してチャットしながらデザイン検討ができる「ライブビュー」機能が追加された。また、ユーザー同士が情報交換できる「フォーラム」が日本語で開設されるなど、エンジニア同士のコラボレーションを強化された。