2015年10月21日 08:00
なぜ今『金』なのか!? 投資のプロが語った「庶民の財布を守る最もいい方法」
なお、この売りのポジションは金価格と綺麗に連動していますから、これを見れば今後の金価格が予想できます。
――シティバンクの株価のほかにも、鉱山会社の売りポジションなど、注意しておきたいデータと、そのデータの入手先にも言及されていますね。
実はそんなに難しくないんですよ。情報は公開されているし、その情報の見方は書きました。
○「時間分散」が失敗しない金の買い方
――ただ、やっぱり買いのタイミングを見極めるのはやはり素人には難しい気もするのですが。
そういう方には「時間分散」が失敗しない買い方です。何回かに分けて買うだけで、市場価格に近づきます。2000年の初めから2014年の終わりまで毎日金を買うと(取引回数3,908回)、平均コストは824ドルになります。
これに対して3か月に1回買うと(取引回数60回)、826ドルです。
――なるほど。ところで、純金積立、地金、ETFなど金にはいろいろな投資方法がありますが、どれが最もいい方法なんでしょうか。実は私は、純金積立を毎月やっているのですが。
純金積立は少しコストはかかりますが、一番簡単で楽な方法ですよね。また、純金積立でも、「スポット購入」