くらし情報『富士通研究所、生体情報を安全に暗号鍵にする技術を開発』

2015年10月27日 11:30

富士通研究所、生体情報を安全に暗号鍵にする技術を開発

復号では、端末側で安全なデータに変換したうえで、復号用コードをサーバに送信する。復号用コードは、乱数を誤り訂正符号により変換して、生体情報から抽出した特徴コードを加えて生成し、暗号化と復号では異なる乱数を利用できるため、毎回異なる安全な復号用コードが生成される。

また、「二段階の誤り訂正技術を用いた秘密情報復元技術」も開発された。生体情報は入力する際の動作や姿勢の変化により微妙な差異が生じ、暗号化用の特徴コードに復号用の特徴コードを演算することでこの差異が得られるが、事前に誤り訂正符号で変換されているためこの差異を吸収することが可能となる。

さらに、暗号化の際に加えた乱数に復号で利用した乱数を演算することで得られる差異も、同様にして誤り訂正符号2を用いて訂正し、秘密情報を復元する。

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