くらし情報『SCIEX、ルーチン検査向けのQ-TOF型高分解能質量分析システムを発表』

2015年11月5日 14:57

SCIEX、ルーチン検査向けのQ-TOF型高分解能質量分析システムを発表

SCIEX、ルーチン検査向けのQ-TOF型高分解能質量分析システムを発表
SCIEXは11月5日、Xシリーズ 質量分析プラットフォームの第一弾モデルとなる「X500R QTOF System(X500R)」を発表した。

X500Rは、食品の残留農薬分析やカビ毒、食中毒、アレルゲン、食品添加物などのルーチン検査に用いることを想定されて開発されたQ-TOF型(Quadrupole Time-of-Flight:四重極飛行時間型)のHRMS(High-Resolution MS:精密質量分析器)で、SCIEX 代表取締役 南湖淳氏は「プラットフォームを一から作り直し、これまでにない改造を行った。特に、食品業界で質量分析器を使われている方々のニーズを聞き、装置からソフトウェアまでをトータルで提供したもの」と説明する。

従来、HRMSを利用するのは研究所などが多く、食品業界などのルーチン分野のユーザーにとっては、機能自体が複雑で分析しづらい、定量と定性が両立しない、ソフトウェアが使いづらい、結果が曖昧でわかりづらいなどといった問題があったという。こういった課題を解決し、日常的に利用できるようにしたHRMSがX500Rということになる。

同製品はN型のイオンミラーを採用することにより、110×57×112cmといったコンパクトな大きさでかつ、感度・精度・安定性を向上させている。

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