ET 2015 - 富士通、視線検出や静脈認証のセンサー技術
○非接触で人の視線を検出できるシステム「EyeExpert」
富士通コンピュータテクノロジーズが提供する視線検出システム「EyeExpert」は、人の視線の位置を非接触で検知することができるものだ。同システムは7.1cm × 1.2cm × 1.2cmの小型視線センサーと制御ソフトウェアから構成されており、たとえば小型視線センサーを店舗に設置し、得られたデータを分析することで、陳列改善や商品開発などのマーケティングへ活用するなどといった利用方法が考えられる。
ほかにも、作業時の視線を記録して見落としを防止するなどといった業務支援、ユーザーが機器操作をする際のアシストに役立てるといった利用例が想定されている。小型視線センサーは50~80cmの距離にある視線を検出。また1個につき60cm × 40cm程度の範囲の認識が可能で、最大4個の視線センサーから収集したデータを記録することができる。同社は導入支援サービスなども提供するとしている。
○手のひら静脈センサー「PalmSecure」
現在、本人確認の手段として「バイオメトリクス(生体)認証」が注目されつつあるが、そのなかでも手のひらや指などの静脈パターンを読み取る「静脈認証」は、高精度でかつ偽造やなりすましなどの不正行為に対する技術として有力だ。 富士通が開発した非接触型の静脈認証は、静脈認証装置から離れた位置にある手のひらに近赤外線光を照射することで、皮下組織にある静脈中の還元ヘモグロビンが近赤外線光を吸収し、黒く映し出される。このパターンと比較照合することで本人認証を行うものとなっている。センサーに直接触れる必要がないため衛生的であり、またIDカードも不要なので災害などに強いソリューションであるといえる。
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