Software-Defined Storageの認知度は2014年から2015年にかけて向上 - IDC
に対する評価や採用の見込みを聞いた結果、同アーキテクチャの利用について前向きなユーザーが全般的に多いことが分かったという。また、SDSの評価や検討が進み、導入するか否かの姿勢をはっきりさせるユーザーが増えた様子が確認できたとしている。
IDC Japan エンタープライズインフラストラクチャ リサーチマネージャーの鈴木康介氏は「SDSに対するエンタープライズユーザーの認知は向上しつつあるが、まだ十分な理解が広まったと言える状況には達していない。また、市場でも有力なエコシステムを形成しそうな求心力を発揮している製品が登場してはおらず、各社は有利なポジションを占めるための競争を繰り広げている。しかし今後は、ビッグデータ分析をサポートする大容量ストレージとして、さらにはビジネスの迅速化を図るためのインフラ自動運用のコア技術として、SDSの重要性が増していくことは確実であり、ストレージ市場の中で主要な製品セグメントの一つとなっていくであろう」と分析している。