くらし情報『アジアの青少年に広がるHIV感染 - 22万人の青少年がHIVと共に生きている』

2015年12月8日 13:16

アジアの青少年に広がるHIV感染 - 22万人の青少年がHIVと共に生きている

アジアの青少年に広がるHIV感染 - 22万人の青少年がHIVと共に生きている
日本ユニセフ協会はこのほど、11月30日にバンコクで発信された「アジアの青少年に広がるHIV感染」についての情報を公開した。

今回の情報は、12月1日の「世界エイズデー」にあわせて公開されたもの。ユニセフやUNAIDSなどを含むアジア・太平洋地域の複数機関による「青少年キー・ポピュレーションに関するタスクチーム」が、11月30日に発行した報告書「Adolescents: Under the Radar in the Asia-Pacific AIDS Response」で明らかにした。

同報告書によると、新たなHIV感染件数は全体として減少しているものの、感染の高いリスクにさらされているグループ("キー・ポピュレーション"といわれる高リスクグループ)に属する青少年層をみると、その数は増加しているという。

特にアジア・太平洋地域の青少年の間で、HIVの感染が水面下で広がっている。2014年には、15~19歳の間で推計5万件の新たなHIV感染が明らかとなったが、これは新規感染数の15%に当たる。特にフィリピンでは、2010年には推計800人だった10~19歳の新たなHIV感染者数が、2014年には1,210人へと50%増加した。

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