2015年12月17日 07:43
東京都・六本木で超絶技巧の焼き物の魅力に迫る展覧会
香山は、欧米諸国の趣向に応える新たな美を創り出すことに尽力し、中でも、陶器の表面をリアルな浮彫や造形物で装飾する「高浮彫(たかうきぼり)」という新しい技法を生み出し、日本陶磁における装飾の概念を覆すような、精緻で独創的な世界を作り出していった。
明治10年代半ば頃から、香山は新たに釉薬と釉下彩の研究に取り組み、中国清朝の磁器にならった様々な技法の作品を作り始め、制作の主力を陶器から磁器に切り替えていった。そして明治29年(1896)、香山は、陶芸の分野では二人目となる帝室技藝員に任命された。宮川香山が生み出した眞葛焼は世界中から絶賛を浴び、現在でも大英博物館をはじめ世界的に著名な美術館が香山の作品を収蔵しているということだ。
なお入館料は、ホームページ限定割引券、もしくは携帯サイトの割引券画面提示で100円割引となる。
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