2015年12月22日 10:54
エプソンスマートチャージは伸び悩みか - 2015年3Q国内インクジェット製品
IDC Japanは12月21日、国内インクジェットプリンタおよびMFP(インクジェットプリンタとコピーやスキャナを一体化した製品)市場に関する2015年第3四半期(7~9月期)の実績を発表した。
これによると、インクジェット製品の総出荷台数は、前年同期比5.1%減の113万8000台。インクジェット製品に占めるインクジェットMFPの比率は87.7%で、前年同期比でほぼ変化がなかった。
2015年第3四半期におけるインクジェット製品の総出荷台数の内訳は、インクジェットプリンタ(単機能製品)が前年同期比9.8%減の14万台、インクジェットMFPが前年同期比4.5%減の99万8000台。一方、前四半期比ではインクジェットMFPが22.2%増と、2四半期連続で出荷台数を伸ばす持ち直しの動きも見られた。
また、インクジェットプリンタは前四半期比1.3%の減少となり、減少幅は2四半期連続で狭まっているが、これについてIDCでは、市場が長期的な縮小傾向にある中で、ベンダー各社が実施したキャッシュバックキャンペーンやタイムセールといった価格政策が一定の効果を上げた結果とみている。
ベンダー別出荷台数シェアでは、第1位がキヤノン(47.9%)