2015年12月22日 10:54
エプソンスマートチャージは伸び悩みか - 2015年3Q国内インクジェット製品
、第2位がエプソン(39.2%)、第3位がブラザー(9.0%)、第4位がHP(3.2%)。この4社の合計で国内インクジェット製品市場全体の99.3%を占める。
前四半期比で見ると、キヤノンとエプソンの出荷台数の伸びが大きい一方、ブラザーはやや減少。HPは出荷台数規模では少ないが、流通在庫の滞留が解消したことにより、前四半期の約2倍の出荷台数を記録した。また、今期は上位2ベンダーのシェアにやや差が出たが、IDCはこれに関して、キヤノンが主力機であるA4サイズのMFPを中心に積極的な価格政策を進めて出荷台数を押し上げた一方、エプソンのスマートチャージビジネスの伸び悩みが響いたとみている。
IDC Japanの菊池敦氏は「消費増税前の駆け込み需要からの反動減は、ようやく軽微なものに。しかし、インクジェット製品には長期的な市場縮小、特に第4四半期(10~12月)には年賀状需要の減少にどう対応するかという大きな課題がある。その中で、第3四半期には、主要ベンダーから施策転換の動きが見られた。
この成否は今後のインクジェット製品市場を左右する可能性があり、動向に注目している」と述べている。
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