2015年12月22日 19:53
KDDIがワイヤレス給電「Cota」を米ベンチャーと共同開発、CES 2016でデモ
KDDIは12月22日、米Ossiaとワイヤレス給電システム「Cota(コータ)」の実用化を目指し、共同開発を行ったと発表した。2016年1月6日~9日に米国ラスベガスで行われる「CES 2016」でデモンストレーションを行う。
Cotaは、家庭やオフィス内に点在する複数の機器を同時に給電できるワイヤレス給電技術で、Wi-Fiと同じ2.4GHz帯の周波数を利用している。最大10mの範囲で最大1wの給電ができ、障害物があったり受電側が移動していても給電できる。
また、デバイスメーカーや開発者向けに、チャージャー(送電)やレシーバー(受電)のみならず、給電捜査を行うためのクラウド・モバイルアプリ開発までの総合的なプラットフォームを提供するという。
スマートフォンやPCなどの従来型デバイスだけでなく、ウェアラブル・IoTデバイスでもワイヤレス給電を目指しており、家庭内から学校や会社、医療機関など、幅広い場所での利用を想定している。
CESでは、共同開発したCotaのデモンストレーションを実施。スマートフォンのバッテリーケースとIoTデバイス内のバッテリーへワイヤレス給電し、デバイスごとの給電状況をアプリで確認したり、給電のオン/オフ制御をを行う。