2015年12月24日 18:32
世界揺るがす原油安、ガソリン価格は9週連続値下がり--6年半ぶり安値123.5円
経済産業省 資源エネルギー庁が24日に発表した石油価格調査(21日時点)によると、レギュラーガソリン1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より2.7円安い123.5円となり、9週連続で値下がりした。下げ幅は前週より1.1円拡大し、2009年6月29日(122.6円)以来、約6年6カ月ぶりの安値となった。
○来年も値下がりを予想
石油情報センターは「12月4日のOPEC(石油輸出国機構)総会で減産合意に至らなかったことで過剰供給感が一段と増した。また円安もあり、石油元売会社が21日の調査日に向けて3円近く卸価格を引き下げたため、それが小売価格に反映された。1月4日の価格については、来週に向けて卸価格が2円ほど引き下げられる見通しで、それが4日まで引きずるとみられることから、値下がりを予想している」と話している。
都道府県別にみると、4週連続で全47都道府県で値下がりした。最も高かったのは長崎県の133.6円(前週135.1円)で、次いで鹿児島県の132.5円(同135.5円)、島根県の128.6円(同131.7円)となった。
ハイオク1リットル当たりの全国平均小売価格は前週より2.7円安い134.3円と、9週連続の値下がり。