NEC、携帯電話事業は「収束の方向」 - NECモバイルは実質的な休眠会社に
現時点で、それを前に終了させることは考えていないという。NECモバイルコミニュケーションズの社員を含めた全事業を本体に吸収することで、同社は実質的に休眠会社となるが、解散時期などについては今後定める予定だ。
NECは、2010年4月の遠藤社長就任以来、携帯事業やPC事業を縮小・売却するなど、B2CからB2B事業への転換を進め、2015年までの中期経営計画では社会インフラ、社会ソリューション事業に注力する方針を示してきた。2016年以降の新野新体制では、これをさらに強化し、国内だけでなくグローバルでの売上を30~40%程度まで拡大していきたい考え。携帯事業を本体に移管しても、今後のビジネスと関連させる方針はなく、NECの携帯事業は終焉を待つばかりという状況は変わらないようだ。