2022年2月3日 12:40
尾野真千子が涙ぐみ、役所広司は「23年ぶり」受賞…第95回キネマ旬報ベスト・テン
必要なことだなと胸を張ってこの仕事をいろんな人に伝えて、いつかこういう仕事が夢ですと言ってくれる人が増えたらと思います」と語った。
また主演男優賞の役所は、これまでにも様々な賞を受賞していたが、キネマ旬報ベスト・テン で主演男優賞に輝くのは、1996年の『Shall we ダンス?』、1997年の『うなぎ』『失楽園』で2年連続受賞して以来23年ぶりだったという。役所は「23年間、別にサボってたわけじゃなくて、一生懸命いい芝居をしたいと思って頑張ってきたんですけど。やっぱり2年連続でいただいたので、あれでも僕の運も尽きたのかもしれないなと思いつつ、それでも頑張ってきました。おかげで帰って来れたこと、幸せに思ってます」と笑顔に。『すばらしき世界』の西川美和監督も登場し、花束で役所を祝った。
○第95回 キネマ旬報ベスト・テン 受賞一覧
日本映画作品賞 『ドライブ・マイ・カー』
外国映画作品賞 『ノマドランド』
文化映画作品賞 『水俣曼荼羅』
主演女優賞 尾野真千子(『茜色に焼かれる』『ヤクザと家族 The Family』により)
主演男優賞 役所広司(『すばらしき世界』により)
助演女優賞 三浦透子(『ドライブ・マイ・カー』『スパゲティコード・ラブ』により)