Dockerは1月15日(米国時間)、「Docker 1.10 Release Candidate Now Available: Important Tips on Updating Engines and Migrating Images to New IDs|Docker Blog」において、Docker 1.10 Release Candidateの公開を伝えるとともに、次期バージョンであるDocker 1.10においてイメージデータの扱いが変更になることを伝えた。アップグレードの際には移行処理が必要となるため注意が必要。
DockerではこれまでイメージデータとレイヤデータにはランダムにUUIDが割り当てられていたが、1.10以降はイメージデータとレイヤデータのSHA256ハッシュに基づいたIDが使われるようになる。この変更により、これまでよりもセキュリティが強化されるほか、IDの衝突回避やデータの完全性の確保ができるようになるとしている。
管理形式が変更となるため、1.10よりも前のバージョンからDocker 1.10にアップグレードする場合、データを1.10向けに変換する必要がある。