くらし情報『Android端末の66%に影響するLinuxのゼロデイ脆弱性、イスラエル企業が発見』

2016年1月21日 16:15

Android端末の66%に影響するLinuxのゼロデイ脆弱性、イスラエル企業が発見

Android端末の66%に影響するLinuxのゼロデイ脆弱性、イスラエル企業が発見
イスラエルのPerception Point 研究チームは1月14日、Linuxカーネルにゼロディ脆弱性を発見したことを報告した。

この脆弱性は、悪用されると権限を昇格してルート権限を得られるというもので、2012年から存在するという。同社は、数千台のLinux PC/サーバとLinuxカーネルを利用しているAndroid OSのデバイスのうち、約66%に影響すると推測している。

この脆弱性はCVC-2016-0728として登録されており、2013年に公開されたLinuxカーネル3.8以降が影響を受ける。ドライバがセキュリティデータや認証鍵、暗号鍵などをカーネルに保持したり、キャッシュするOSキーリング機構における参照リークしたりすることで生じるという。

深刻なことに、バグそのものがメモリリークするだけでなく、簡単に参照カウントのオーバーフローができてしまい、結果として解放済みメモリに対して使用できるという。これにより、ローカルアクセス権限のあるユーザーが権限を昇格してルートアクセスが可能となったり、悪意あるアプリケーションがOSの基本的機能にアクセスできてしまったりする恐れがある。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.