2016年1月25日 12:45
Microsoft、Node.jsにEdge JSエンジン対応コードの取り込みを依頼
Microsoftはこのほど「Submitting a Pull Request to Node.js with ChakraCore|Microsoft Edge Dev Blog」において、先日オープンソースとして公開されたMicrosoft EdgeのJavaScriptエンジンのコア実装「ChakraCore」を利用するためのソースコードをNode.js本体へマージするための要望を投げたことを発表した。レビューを通過すればデフォルトのNode.jsでChakraCoreが利用できるようになる。
Node.jsはサーバサイドの処理をJavaScriptで実装できるようにするためのフレームワークおよび関連ツール。現在はGoogle ChromeのV8 JavaScriptエンジンを実行環境として利用している。今回MicrosoftはV8 JavaScriptエンジンが提供しているものと同じAPIをChakra Shimと呼ばれるレイヤとして実装。このレイヤを通すことでNode.js側の実装に大幅に手を加えることなく、ChakraCoreをサポートすることに成功している。
ChakraCoreはベースラインの性能はデフォルトのNode.jsに追いついていないものの、昨年に計画を発表した当時よりも性能は改善しており、今後もさらなる改善が見込まれている。