2016年2月4日 10:00
Webコンテンツを"分離"してマルウェア感染防御、ラックが新サービス
ラックは2月3日、Web閲覧時に不正ソフトウェアへの感染を防ぐコンテンツ無害化技術を搭載したプラットフォーム「Menlo Security Isolation Platform」を提供すると発表した。
同プラットフォームは、ユーザーがWebを閲覧する際に、Webブラウザへ"表示に必要な情報"のみを送信する「アイソレーション(分離)技術」を採用。ネットワークで有害コンテンツを分離するため、PCやタブレット、スマートフォンなど、さまざまなデバイスにソフトウェアを導入することなく、利用できる。
同プラットフォームでは、仮想化技術をベースにクライアントのブラウザに対応した実行環境を生成。ブラウザとのセッションが終了するまで、閲覧先サーバとの通信やレンダリングを実行する。レンダリング過程で、画面表示に必要な情報以外の有害コンテンツの排除を行う。
JavaやFlashなどの環境も再現して実行するため、脆弱性などにより狙われがちなポイントも安全性を高めることができる。ブラウザについても、Internet ExplorerとGoogle Chrome、Safari、Firefoxで稼働するため、代替ブラウザを用意する必要がない。