2016年2月5日 08:17
Mozilla、スマートフォン用Firefox OSの開発打ち切り - IoTに注力
Mozillaがスマートフォン向けOS「Firefox OS for smartphones」の開発を終了させる具体的な計画を明らかにした。
昨年12月にAri Jaaksi氏(コネクテッドデバイス担当SVP)が、スマートフォンからコネクテッドデバイスに軸足を移す意向を語っており、スマートフォン向けFirefox OSの開発終了はその一環である。今後はIoT分野の製品開発やプロジェクトにリソースを集中させる。バージョン2.6が最後のスマートフォン向けFirefox OSになり、開発・提供に関わってきたスタッフは6月から別のプロジェクトに移る。Firefox OSに追加された30以上のWeb APIはスマートTVなどにも柔軟に利用できるものであり、スマートフォン向けで培ってきた基盤は今後コネクテッドデバイスで活かされることになる。
Mozillaはまた、Marketplaceで取り扱うアプリの変更も発表した。3月29日でAndroid版Firefoxおよびデスクトップ版Firefox向けに設計されたアプリの登録受け付けを終了し、Firefox OSをサポートしないアプリは削除する。FirefoxからWeb Runtime (WebRT)