2016年2月5日 09:00
コンピュータアーキテクチャの話 (347) CPUとは異なり、レジスタ対応が固定ではないGPU
図3-42にKeplerとMaxwellの命令発行と命令実行の能力の比較を示す。Maxwellの2個のDispatcherは毎サイクル2個のWarp命令を発行することができるのに対して、実行ユニットが受け付けられるのは、平均では1.5265個の命令となっており、実行受付/発行比率は約0.78である。これに対してKeplerの実行受付/発行比率は1.125となっている。
MaxwellではDispatcherと実行ユニットの接続の柔軟性がKeplerと比べると制限されているが、実行ユニットの命令受付能力と比べて大きな命令発行能力を持たせることで実行ユニットの利用率を維持、あるいは、改善をするようになっている。
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