2016年2月9日 18:46
iPhone/iPadを使ってApple Musicを楽しみたくなる「Beats Pill+」を試す
基本的な仕様だが、2ウェイのステレオアクティブ・クロスオーバーシステムを搭載し、ウーハーとツイーターのセットがそれぞれアンプを備えている。ツイーターとウーファーの分離には、世界中のプロレコーディングスタジオで用いられている音響メカニクスが採用されているということで、これにより、一般的なBluetoothスピーカーでは難しかった、ワイドなレンジ幅を得ることに成功した。ローがしっかり出てた上で、2KHz以上の帯域にある、ハイハットやシンバルなどの金物類は鮮やかで艶のある音を楽しめる。サイズの話に戻ると、ユーザーの使用環境は予想していたよりも広い部屋であることが分かったので、より高音質での再生が必要だと感じたらしく、結果、この大きさに落ち着いた模様だ。実際使ってみると、小さい音量で聴いても大きな音量で聴いても、上から下までちゃんと出ている。しかも、爆音に近い音量になっても、クリップすることがない。サウンドデザインの面でも一切の妥協がなく、局限まで追いつめているなという出音なのだ。
Beats Pill+の大きな改良点は、iOS/Androidアプリ「Beats Pill+ App」から本体を制御することが可能になったところだ。