くらし情報『赤ちゃん・子ども用品に特化 - 学生起業家が日本の伝統産業を救う』

2016年2月12日 09:30

赤ちゃん・子ども用品に特化 - 学生起業家が日本の伝統産業を救う

似たコンセプトの企業はいくつかあるが、同社がそれらと一線を画す特徴は「0~6歳向け」に絞って商品展開していること。

前出の漆塗りコップは青森の津軽塗りという伝統産業の技術を生かして、しっかりと子ども用に機能とデザインを工夫してある。産着や前掛け、器などもすべて「本藍染」「波佐見焼」「江戸更紗」といった各地で古くから受け継がれている伝統産業の技術を使っているが、乳幼児が使いやすいような機能とデザインが採用されているというわけだ。

販路はオンラインショップと百貨店、そして目黒と京都にある直営の実店舗だ。商品はどれも手仕事で、何十工程も経て仕上げられる。そのため、例えば前出の「青森県から 津軽塗りの こぼしにくいコップ」などは1個1万4000円~だが、ひとつのものができあがるまでの時間や“一生モノ”であることを考えれば決して高くはない。

子どもには可能な限り丁寧に作られた本物に触れてほしい――。そう考える親は多いもの。
「和える」の伝統産業の技術を生かしながらも現代の生活にマッチした商品は、まさにそんな人たちの支持を受け、売上を伸ばしているというわけだ。

「丁寧な暮らしに目を向けてくださる方が増えるのはとてもうれしいことです。

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