くらし情報『大成建設、モバイル仮想環境で設計情報をクラウド管理するシステムを開発』

2016年2月15日 16:19

大成建設、モバイル仮想環境で設計情報をクラウド管理するシステムを開発

大成建設、モバイル仮想環境で設計情報をクラウド管理するシステムを開発
大成建設は2月15日、設計情報(BIMデータ)をクラウド上で一元管理し、あらゆる端末で共有できる「T-BIMクラウドビューワ」を開発したと発表した。なお、ITインフラは日本IBMのモバイル活用を実現するためのソリューション・サービス「IBM MobileFirst」で提供されるモバイル仮想化技術「IBM Mobile Virtualization Services」と、クラウド・サービス「SoftLayer」を組み合わせて構成している。

建設プロジェクトの推進には、プロジェクト関係者間で効率的な情報共有が必要不可欠となっているが、データ量が膨大で操作には高性能なコンピュータなどの端末が必要となるほか、高い機密性が求められることなど運用上の課題があった。

そこで同社は、これらの課題を解決するためクラウド上にある高性能画像処理プロセッサを搭載した計算サーバにより膨大な設計情報を処理後、クラウドを活用して参照、操作を行うための画面情報を高速ネットワークで転送することで、設計情報を共有できるT-BIMクラウドビューワを開発した。

特長は画面情報だけを転送するため、端末の性能に依存せず、タブレット等のモバイル端末からも利用することが可能で、客先や建設現場など、いつでも、どこからでも簡単に設計情報を参照、操作することができる。

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