2016年2月17日 13:41
エアバス、最新旅客機「A321neo」の初飛行に成功 - 今年末に納入開始予定
という派生型も開発されることになっており、これにより大西洋横断など長距離を飛ぶ路線への投入も可能となる。
A320neoファミリーのエンジンは、米仏CFMインターナショナル製の「LEAP-1A」と、米プラット&ホイットニー製の「PW1100G-JM」の2種類から選択できるようになっており、今回初飛行したA321neoの試作機にはLEAP-1Aが搭載されていた。PW1100G-JM搭載機も3月ごろに初飛行を行うことになっている。
エアバスによると、今年1月現在、A321neoは米国のアメリカン航空やハンガリーのウィズエアーなどから、合計1101機の発注を受けている。また日本のANAも26機を発注している。
A321neoの顧客への引き渡しは、今年末から始まる予定となっている。
○A320neoファミリー
エアバスのA320は、中・短距離路線向けの旅客機として開発された機体で、1987年に初飛行し、1988年から運用が始まった。現在までに約6900機が生産され、世界的なベスト・セラー機となっている。
A320が開発された後、さまざまな市場の要求に応えるため、胴体を伸ばして座席数を増やした派生型のA321(最大約240席)