2016年2月24日 20:29
米AMD、"Excavator"コアを採用した組み込み向けSoC第3世代「G」シリーズ
米AMDは23日(現地時間)、組み込み向けSoC第3世代「AMD Embedded G」シリーズを発表した。開発コード名"Prairie Falcon"と"Brown Falcon"という2モデルをそろえる。前世代モデルから電力効率とパフォーマンスが向上したほか、2015年10月に発表した「Rシリーズ」とピン互換を実現したという。第3世代「G」シリーズはすでに提供を開始、2016年第1四半期と第2四半期にラインナップの拡充を予定する。
シンクライアントやIPセットトップボックス、テレビ、遊技機、産業機器制御やと自動機器、デジタルサイネージ、通信ネットワークなどをターゲットとしたSoC。CPUに最大2コアの"Excavator"コア、グラフィックスに第3世代GCNベースのRadeonコアを採用し、前世代モデルと比較して、パフォーマンスが大幅に向上したという。メモリは最大2チャンネルのDDR4/DDR3、TDPは6~15W。
また、4K解像度のH.265デコードとマルチフォーマットのエンコードやデコードに対応するほか、インタフェースとしてHDMI 2.0やDisplayPort 1.2、embedded DisplayPort(eDP)