2016年3月3日 15:20
Googleがスマートフォンをかざさないハンズフリー決済「Hands Free」発表
米Googleは2日(米国時間)、新しい決済サービス「Hands Free」のパイロット版を米カリフォルニア州サウスベイ地区でスタートすると発表した。Bluetooth Low Energy(LE)やGPSを利用して端末をかざすことなく決済ができ、AndroidおよびiOSに対応する。McDonald’s、Papa John’sなどの一部店舗で利用できるという。
Hands Freeは、スマートフォンをPOS端末などにかざすことなく決済できるという新しいサービス。利用には専用アプリをスマホなどの対応デバイスにダウンロードし、自分の写真を設定しておく必要がある。スマートフォンのBluetooth LE、Wi-Fi、位置情報サービスなどのセンサー技術を利用し、利用できる店舗が近くにある場合それを検出。支払い時に「I’ll pay with Google(Googleで支払う)」と告げて自分のイニシャルを伝えると、店舗スタッフはHands Freeのプロフィール写真で本人と確認し、決済が完了する。
これに加えて、一部の店舗では決済をさらにスムーズにするため、店舗に設置したカメラを使い、Hands Freeのプロフィール写真を自動検出してユーザーの認識を行う実験も展開する。