2016年3月6日 18:47
腕がびよ~ん、指がびよよ~ん - 情報処理学会「インタラクション2016」で身体拡張など先端研究に触れてきた
●影絵のようで影絵でない?
3月2日から4日まで、東京都千代田区の科学技術館にて情報処理学会(5つの研究会)が主催するシンポジウム「インタラクション2016」が開催された。展示はパネルではなく、デモを交えたインタラクティブな発表となっており、最終日の4日は一般の来館者も無料で展示を見ることができた。最終日の発表から、面白そうなものをピックアップしよう。
○影絵のようで影絵でない? プロジェクタを用いたインタラクティブシャドウ
愛知工業大学のグループは、実物影と仮想影を使ったデモ。手前にはMicrosoftの入力デバイス「Kinect」と仮想影を投影するプロジェクタ、そしてスクリーンの手前に仮想光を投影するプロジェクタがある。
人間が手前のプロジェクタとスクリーンの間に入って行動することで、スクリーンの影が変化するという仕組みだ。Kinectでオブジェクトの認識を行い、これに対するアクションでバーチャルの影が動く。
デモでは、じょうろ、植木鉢、カボチャ、鳥かごをオブジェクトとして用意。
これらを動かしたり触ったりすることで、仮想影と仮想光が表示される。人間のボーンモデルを使えば「人が立っているのに奥の影はガイコツ」