ダイソン「Pure Cool Link」発表会 - スマホで部屋の空気をモニタリング
発表会では、ダイソンが第三者機関に委託し、国内での売上台数上位25モデルを対象に行った試験の結果を報告。PM0.1の放出率が30%を超える機種もある一方で、Dyson Pure Cool Linkはわずか0.05%に留まったと自信を見せる。
そのほか、北里環境科学センターなどで行った試験結果では、浮遊ウイルスを90分で99.9%以上減衰させる効果が認められており、PM0.1レベルの空気汚染物質に対する高い捕集能力が実証されたとしている。
また、新たに「ナイトモード」も搭載。「オートモード」の運転時に設定しておけば、空気清浄のレベルを高めた場合でも、風量を4までに抑えて静かに運転する。LEDディスプレイも減光するので、ユーザーの睡眠を妨げずにすむとのことだ。
開発にあたっては、流体力学、フィルターシステム、気流やソフトウェア開発などを専門とする2,000人以上のエンジニアが24カ月にわたって問題解決に挑み、365個のプロトタイプを制作した。また、ユーザーインタビューを通して既存製品のフィードバックを実施。
ナイトモードは、東京のユーザーの声を反映するかたちで生まれたものだという。ウィルソン氏は「さまざまな国の家庭に設置してテストを重ね、どのような家庭環境でもオートモードで室内の空気を浄化できるようなアルゴリズムを作成した」と、Dyson Pure Cool Linkの能力をアピールしていた。