2016年3月31日 08:30
5割以上の企業がEITにおいて標準基盤化ステージの成熟度-IDC調査
IDC Japanは3月30日、国内のユーザー企業でエンタープライズITトランスフォーメーション(以下、EIT)の意思決定に関与するCIOを対象にEITの取り組み実態について2016年1月に調査し、国内EIT成熟度を分析した調査結果を発表した。
EITとは、第3のプラットフォーム技術(モビリティ、クラウド、ビッグデータ/アナリティクス、ソーシャル技術)を用いてITインフラストラクチャを刷新し、自社のビジネス変革を支援することを指す。
今回の調査では、ユーザー企業のEIT成熟度をEIT推進の主要な能力である「戦略とイノベーション」「組織開発とタレントマネジメント」「ITサービスマネジメント」「エンタープライズアーキテクチャ」「ベンダーソーシングマネジメント」の5つの評価項目から総合的に分析している。
その結果、国内ではレベル1のEIT成熟度を持つユーザー企業が3.2%、レベル2が27.1%、レベル3が56.6%、レベル4が8.6%、レベル5が4.4%であることがわかった。
限定的導入ステージ(レベル2)と標準基盤化ステージ(レベル3)に分布される企業の合計が全体の8割以上を占め、企業が目指すべき定量的管理ステージ(レベル4)