2016年4月4日 18:35
JT、たばこを値上げ - 「メビウス」35銘柄、「わかば」「エコー」なども
JT(日本たばこ産業)は4月1日、「メビウス」の紙巻たばこ全35銘柄及び旧3級品6銘柄「わかば」「エコー」「ウルマ」「バイオレット」「しんせい」「ゴールデンバット」の小売定価改定を行った。1月22日に財務大臣に申請し、2月22日に認可を受けたもの。
○メビウスシリーズは10円値上げ
メビウス全35銘柄ともに各430円が各440円に。それぞれ10円の値上げとなる。
メビウスは、1977年に「マイルドセブン」として発売以降、国内No.1ブランドとして販売。2013年にはマイルドセブンからメビウスへとブランドを刷新した。製品品質やデザインの改善に加え、カプセル搭載製品の発売などが行われてきた。
一方、国内たばこ市場は、成年人口の減少や高齢化の進展等の構造的要因、喫煙規制の強化を背景に販売数量が継続的に減少。
「その中で当社は従来から合理化を含めた不断のコスト削減に努めてまいりました。加えて、たばこを吸う方と吸われない方の共存社会の実現に向けた喫煙環境の整備にも積極的に取り組んでまいりました」と同社。
値上げの理由については「よりお客様にご満足いただくための品質の向上やサービスの提供を行っていくため」