2016年4月5日 16:54
2015年の国内法人向けタブレット市場はWindowsがiOSのシェア切り崩し - IDC
成長を続けているWindowsタブレットで中心となるマイクロソフトの2015年の出荷台数は、前年比21.3%減となり、Windowsタブレットの中では27.1%のシェアを占めたが、前年比約11ポイントのシェアを落とした。
これは、2015年に各社のキーボード脱着可能なデタッチャブルタブレットの製品ラインアップが拡充し、マイクロソフトよりも安価に市場投入され、市場が拡大するとともに、企業でタブレットの選択の幅が広がったことが大きな要因で、マイクロソフトの製品出荷は減少したが、Windowsタブレット市場が拡大したことで、WindowsおよびOffice 365などのサブスクリプションライセンスビジネスが拡大され、同社の収入源の基盤ができはじめたと考えられるという。
IDC Japan PC,携帯端末&クライアントソリューション シニアマーケットアナリストの浅野浩寿氏は「2015年の法人向けタブレット市場は、前年比0.2%増でほぼフラットだった。これは、企業で試験導入は進んでいるものの、本格導入に至らない企業が多いことも一つの要因である。今後、企業がタブレットを本格導入するためには、タブレット利用による投資対効果を定量化し、見える化することが必要となる」と述べている。
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