
映画監督に、出演役者の印象を伺っていく「監督は語る」シリーズ。今回とりあげるのは、川口春奈(21)だ。雑誌『ニコラ』のモデルとしてデビューしたのち、若手女優の登竜門である「三井のリハウス」CM(09)などで注目を受け、ドラマ『金田一少年の事件簿』(13~14)、『夫のカノジョ』(13)、映画『好きっていいなよ。』(14)、『クリーピー 偽りの隣人』(16)など、さわやかな作品から骨太な作品まで幅広く活躍している。
最新映画『にがくてあまい』では、野菜嫌いなキャリアウーマン・江田マキ役に挑戦。実年齢より少し上の設定ながら、コメディタッチのなかで仕事に情熱をかける姿や家族との絆を深める姿を好演しているが、監督からはどのように映ったのだろうか。
○川口春奈の印象
すごく表情豊かで、天才肌の方だなと思いました。感性で演じられる、爆発力のあるお芝居のできる方です。今回は最初に川口さんが脚本を読んで思ったであろう演技プランと、変えてしまったところもあったのですが、それは「もっともっと引き出しがある」というのを感じさせられたからなんです。いろいろ試させてもらうと、何倍にも爆発して返ってくるので面白かったですね。
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